長閑な島の最果て

主にMUGEN中心の内容を書き綴ってます。リンクはご自由に。

混線バグ

混線バグというのは、本来ターゲットになるはずのないヘルパーがターゲットにされてしまうバグのことを言います。ターゲットされないということは、当たり判定も喰らい判定も持たないというこのなので、通常なら攻撃や当身の影響を受けないのですが、この混線バグというものを利用すると、ヘルパーを出しただけでそのヘルパーのターゲットを取得することが出来るようになります。
混線バグの一連の流れを挙げると、

1.自分の出したヘルパーのターゲットを自分で取得する(この時ReversalDefを起動して永続的にターゲットを取得した状態にする)。

2.取得されたヘルパーはその時点でDestroySelfを実行して消える。

この時点で"ターゲットを取得したヘルパーは存在しないのに、ターゲットを取得した状態が続いている"という不思議な現象が起きます(デバッグキーでターゲット状況を確認するといいです)。
このように存在しないターゲットを取得し続けていることから、そのターゲットをMUGENでは"空のターゲット"と呼んでいます。この状態で新たにヘルパーを出すと、そのヘルパーが空のターゲットの代わりとして扱われます。これはヘルパーが新たに出された場合、MUGEN上で設定されてるヘルパーの領域の中で、空いている領域の最も番号の小さい領域に入るという仕様によるもので、その領域が空のターゲットのヘルパーであった場合、その領域に入った時点で必然的にターゲットを取得されたヘルパーとして扱われてしまいます。

一応混線バグの一連の流れはここまでで、あとはオメガトムハンクスキラーと同じ要領でp1stateno入りのProjectileを打たせれば本体を干渉出来ますし、そこから派生して様々な即死技術へと発展させることも可能です。また空のターゲットの作り方も複数あるようですが、あまり詳しくは語れないのでこの説明は省きます。

こうブツブツ言ってる自分ですが、今現在はこの混線バグに挑戦しております。混線自体はそれなりに出来たんですが、対策がまるでなってないです(-_-;)
ヘルパーをバンバン使うキャラにとってこの技術は大きな課題になりそうです…。