ＭＵＧＥＮのシステムバグ(多分)の一つで、文字通り永続的にターゲットを保持する状態のことを言います。
ターゲットの取得というのは簡単に言うと、攻撃や当身によって相手が喰らい状態(MoveType = H)になった状態のことで、その状態から復帰すると必然的に相手はターゲットから外されます。ところが、ターゲットを取得した状態でReversalDefを実行し続けるとターゲットを取得した状態が永続的に続いてしまいます。つまり、ターゲットを取得された側が如何なる状態であってもターゲットを保持し続けるということです。その為、ターゲットを取得した側はいつでもTarget○○系のステコンが実行可能になるのでターゲットを取得された側からすれば迷惑極まりないです。でもターゲットを取得した側からすれば、相手を自分の思い通りに干渉出来るので、ＭＵＧＥＮの凶悪キャラの大半はこれを使用しています。但しターゲットを取得する側はReversalDefを実行し続けなければならないので、ターゲットの取得は本体ではなくヘルパーに任せるのが一般的です。うまくターゲットを取得できればTargetLifeAddで相手のライフを減らしたり、TargetFacingで相手の向きを弄ったり出来るので、ＭＵＧＥＮの凶悪キャラの製作であれば導入してみるのもアリかと思います。因みに、TargetLifeAddはターゲットを取得された側がガードステートにいた場合無効になります。もともとTargetLifeAddはＭＵＧＥＮの仕様上相手がガードステートにいた場合、ステコンを実行してもライフを減らすことが出来ないのでこれは仕方無いかと(飽くまでターゲットを保持し続けるということですから)。
